脳水平断画像を用いた被殻出血患者の運動・歩行予後予測
澤島 佑規

(偕行会リハビリテーション病院)
重度運動麻痺・感覚障害が残存したが
歩行修正自立に至った左被殻出血例
加藤 將暉

(虎の門病院)
被殻出血により皮質脊髄路をはじめとする神経線維や脳領域に血腫が進展するほど予後不良となりやすいが、リハ職種が臨床で用いやすい脳水平断画像にて損傷度を客観的に評価する方法は確立されていない。また、脳画像所見から予後不良と予測されても運動機能や歩行能力が予測以上に改善する症例を経験する。そのため、本勉強会では脳水平断画像を用いた客観的な脳領域の損傷度を評価する一手法の紹介を行い、回復期リハビリテーション病棟退棟時の運動機能・歩行能力との関係性および脳画像所見と合せて把握すべき予測因子を報告する。回復期病院退院時点でも右上下肢brunnstrom stageⅡの運動麻痺と右上下肢重度感覚鈍麻が残存したものの、自宅内歩行を修正自立できた症例を紹介します。症例は60歳台男性、診断名は左被殻出血、被殻出血CT分類はⅣb、推定血腫量は82.5mLです。223病日に自宅退院となり、自宅内歩行は四点杖支持と金属支柱付き短下肢装具を着用し自立し可能でした。本発表では症例の歩行動画を提示し、CT分類や血腫量から考えられる歩行予後を、先行報告をもとに述べる予定です。

参加方法:上記URLフォームから必要事項をご記入下さい(締切:2023年12月8日)
なお,本勉強会ではGoogle Meetを使用するため,接続にはGoogleアカウントが必要となります。フォーム登録前に予めGoogleアカウントの取得をよろしくお願いいたします.

参加資格:
 脳リハ研 会員(本年度分までの年会費納入者)
 *納入状況が不明な銀行振込会員の方は研究会事務局までご連絡ください。
当日の参加方法:
 フォーム登録後,開催2日前を目安とし,研究会より招待URLをメール送付します.当日は,招待URLより,それぞれの端末からアクセスしてご参加下さい.


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