今回の学術集会は記念すべき第25回目の開催となります。大会テーマも『四半世紀の歴史を越えた更なる挑戦』とし、節目を迎えた当研究会自体を鼓舞するメッセージとしました。この25年間で神経科学、脳科学は大きな発展を遂げてきました。当研究会もレベルアップするために新たな試み、取り組みを展開しております。
本研究会の大きな特徴の一つとして「基礎研究」と「臨床研究(症例報告)」を2つの軸に進めております。近年はこの両輪が噛み合い、徐々に前進してきたと思っております。その成果の一つとして、一般演題では基礎研究から症例報告まで、貴重な研究が多数エントリーされました。是非ともランチ(軽食無料)を召し上がりながら、演者と熱いディスカッションを交わし、さらなる交流の輪を広げて頂けますと幸いです。
【教育講演】では、国内外でも第一線でご活躍の研究者2名をお招きします。
【教育講演(基礎)】では、脳機能再建研究の最前線でご活躍されている 西村 幸男 先生です。
【教育講演(臨床)】では、失語症を含む高次脳機能障害研究の第一線でご活躍されている 大槻 美佳 先生です。我々の日頃の研究や臨床に、大いに示唆を与えてくださる内容と確信しております。
【教育セミナー】では、当研究会の理事であり学術雑誌編集部である石井氏、武田氏による「論文の書き方および投稿方法」に関するレクチャーが行われます。コメディカルの領域では論文の書き方や執筆ルールを学ぶ機会が少なく、お困りの方も多いのではないでしょうか。実際に「知っているつもりで意外と間違えていた」、「早く知っていればもっと採用されていたのでは・・・」といったことをよく耳にします。初学者のみならず、経験豊富な方々にも得する情報が満載の内容となっております。
最後に、本学術集会が参加される皆様にとりまして、きっと忘れられない強く記憶に刻まれる1日になると信じております。関係者・スタッフ一同、猛暑にも負けない気迫とおもてなしで、皆様のご参加をお待ちしております。

2018年8月吉日
第25回脳機能とリハビリテーション研究会学術集会
大会長  高杉 潤(千葉県立保健医療大学)

第25回学術集会の詳細・プログラムはこちら
http://noukinou.main.jp/25g/

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