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研究会学術誌「脳科学とリハビリテーション」

創刊にあたって

 1990年、欧米では"脳の10年(Decade of the Brain)"が宣言され、脳に関する研究が促進される大きなきっかけとなった。その間、我が国においても脳科学は飛躍的な進歩を遂げてきた。ここ数年、書店に脳科学を題材にした一般向けの書物が多く見受けられる。本の中身はいたずらに興味をかきたてることを意図したものがある反面、新しい知見を極めて真面目に解りやすく構成された内容のものが多いことに驚かされる。このような傾向は、脳科学という題材がすでに市民権を得ていることを反映しているものであり、また、脳科学に関する知識がすでに限られた専門家だけの占有物ではなくなっていることを示しているに他ならない。
 近年、脳に関する研究は工学分野など多様な専門分野のなかで取り組まれるようになったのも一つの特徴であろう。しかし、我々脳損傷患者のリハビリテーションに関わるスタッフが、脳に関する知識を十分に吸収し臨床に役立てているのだろうか。その答えには些か躊躇してしまうものがある。
 我が国におけるリハビリテーションの歴史はすでに30年を越えた。そして今、あらためてリハビリテーションの治療効果の実証が求められている。ある専門分野だけが理解し得る障害(傷害)概念だけではその実証は不可能であり、そのためには科学を基盤とした評価、治療の裏付けが必須のものとなる。リハビリテーションの科学性はすでに避けては通れない時期に来ている。本誌は我々にとってそのきっかけとなることを切に願うものである。

2001年2月14日
沼田憲治

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