第23回脳リハ研学術集会 大会長総括

学術集会の総括について
学術集会は無事終了することができました。今回は発表演題総数33題のなかで臨床研究が22題と2/3を占め、これまでで最も多い数でした。これは“リハの臨床に科学の視点を”とする本研究会の目標が着実に広がりつつあることを示していると思います。臨床研究はリハの臨床の科学性に直接繋がるものであり、本研究会では力を入れてきた研究領域です。今後もさらに多くの研究演題が集うことを期待するものです。

一方、基礎研究はリハの臨床が社会的に認知されるためには欠くことのできない研究領域です。本研究会におけるこの領域の研究内容は毎年高度化しています。今回はリハ治療開発に向けた積極的な試みや、機能回復の神経学的背景の検証などリハの科学性に貢献するものが多くありました。

本研究会は、基礎研究と臨床研究の二つを柱として今後も継続するとともに、両者の橋渡し研究の推進を図る予定です。教育講演と教育セミナーこれまでと同様に企画されました。これらは、脳科学の視点から臨床や研究に臨もうとする方々にとって有意義なものであったと思います。
本研究会がリハビリテーションの発展に寄与できるよう今後も鋭意努力を重ねてゆく所存です。

第23回脳機能とリハビリテーション学術集会大会長
茨城県立医療大学 沼田憲治