
急性期脳卒中患者の体性感覚誘発電位と体性感覚機能(仮) 渡邉 拓 (福井大学医学部附属病院 リハビリテーション部 理学療法士) 脳卒中の発症により体性感覚情報の伝達および処理を担う神経回路が障害されると体性感覚機能障害が生ずる.この神経回路の中でも,末梢組織から一次体性感覚野に至る求心性入力経路はしばしば脳卒中患者で障害される.我々はこの神経回路の障害を体性感覚誘発電位(SEP)を用いて評価し体性感覚機能障害との関連を検討した.今回は得られたデータを中心に,SEPと体性感覚機能障害の関係についての話題を提供する. |
脳損傷後に生じる感覚入力経路の再編成について(研究構想について) 石井大典 (広島大学大学院医系科学研究科) 本勉強会では,脳損傷後に生じる感覚入力経路の再編成について,近年の知見を交えてご紹介いたします.脳卒中などの脳損傷によって視床が損傷を受けると,しばしば重度の感覚障害が生じます.これまで感覚障害は「回復しにくい症状」と考えられ,臨床においても有効な介入手段が限られてきました.しかし近年,脳は損傷後も可塑的に再編成されることが明らかとなり,感覚情報の伝達経路も再構築され得ることが示唆されています.本勉強会ではまず,健常な脳における体性感覚情報の処理過程について概説し,続いて,脳損傷によりそのネットワークがどのように破綻し,再構築されていくのかについてお話しします.今後の研究の発展に向けて,ぜひ皆さまと活発なディスカッションができればと願っております. |
参加登録方法:上記の事前参加登録フォームより、必要事項をご入力下さい(締切:2025年5月21日)。
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参加資格:
脳リハ研 会員(一般)、学生(学部生・専門学校生)、フレッシュマン(社会人1年目)・・・無料
非会員(一般)・・・1000円*
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当日の参加方法:
フォーム登録後,開催2日前を目安とし,研究会より招待URLをメール送付します.当日は,招待URLより,それぞれの端末からアクセスしてご参加下さい.

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