臨床で役立つ評価尺度の結果の解釈
宮田 一弘(茨城県立医療大学 理学療法学科 助教)
リハビリテーションの臨床では対象者の状態把握,予後予測,計画立案,介入効果の判定などのために評価尺度(アウトカムメジャー)を用いた測定が頻繁に行われる.妥当性や信頼性が検証されたアウトカムメジャーが用いられているが,結果の解釈に関する情報は不十分であったり,使用者側が十分に理解していなかったりすることもある.本講座ではアウトカムメジャーの結果の解釈について,我々の実施した研究を中心に対象者の能力把握(Strata,潜在ランク),計画立案(Keyform),効果判定(MIC:minimal important change)について話題提供する.
Minimal Important Changeを用いた症例報告:脊髄損傷患者を例に
吉川 憲一(茨城県立医療大学付属病院 リハビリテーション部)
Minimal Important Change (MIC)は、評価値の改善が臨床的に有意義であるかどうかを判定するための非常に強力な指標である.MICを活用することで,リハビリテーションにおける評価結果をより正確かつ客観的に解釈し,信頼性の高い症例報告を行うことが可能となる.本症例報告では脊髄損傷患者の歩行能力を評価する際にMICを活用した具体的な事例を紹介し,その結果が治療効果の確認にどのように役立つかを示す.
頭部画像の読影がリハビリテーション実施時のリスク管理に有用であった症例
若旅 正弘(茨城県立医療大学付属病院 リハビリテーション部)
近年、脳卒中例が呈する障害の把握や予後予測に頭部画像所見を活用した報告が多くなされている。しかし、頭部画像の読影がリハビリテーション実施時のリスク管理に有用であったとする報告は少ない。今回、頭部画像の読影がリハビリテーション実施時のリスク管理に有用であった2例を報告する。

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