二重課題の危険性と可能性 木村 剛英(つくば国際大学 医療保健学部 理学療法学科) 課題Aと課題Bを組み合わせる.すると,二重課題A&Bができあがる.課題Aや課題Bは研究者や臨床家が「便宜的に定義した課題」であり,二重課題の作成方法にルールはない.先人たちは二重課題の組み合わせを巧妙に操作することで,様々な学術的問いを明らかにしてきた.その反面,二重課題を安易に作成すると様々な剰余変数が入り込み,得られた結果の解釈が困難になる. では,二重課題を研究や臨床場面で利用する際,我々はどのような点に留意すべきだろうか.そして,二重課題をうまく利用できれば,どんな可能性が開けるのだろうか.二重課題に翻弄される一研究者の苦悩と夢を,この場をお借りして共有させて頂きたい. |
介護予防と近年の情報技術の関わり 新藤 愛(つくば国際大学 医療保健学部 理学療法学科) 我が国は,長寿国家となる一方,加齢による心身機能の変化により,健康状態からフレイルと言われる状態を経て要介護へとなることが一般的な高齢者が経験する人生となっている.健康を維持する,いわゆる健康寿命を伸ばすことが長寿国家の社会問題として浮き彫りになっている.健康寿命を伸ばす一つの方策として,高齢者の日常生活における活動量があげられる.かつての介護予防策としては,運動や社会活動,さらには,テクノロジーを利用し,主体的にゲームをおこなうことなどが推奨されたが,近年,目覚ましい技術革新を遂げている情報技術を用いて,日常生活の中で無意識に身体を動かし,活動量を増やすといった情報技術による新しい介護予防へのアプローチが登場し,画期的な介入研究が始まっている. 本発表では,最近の介護予防分野における情報技術分野の新しい関わりについて共有させていただきたい. |
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当日の参加方法:
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